第7回むりやり堺筋線演劇祭参加作品
遊劇舞台二月病再会公演
「Bir死出ィ」
作・演出 中川真一 
 2015年8月
少し歩いて 
両手を伸ばせば 
「健康で文化的な最低限度の生活」ができる。 
「個人として尊重され、生命、自由及び幸福を追求する」事ができる。 
人権のカタログに書いてある商品は、 
注文しなくても手に入るそうです。 
ぼんやりとテレビを見ていたら、毎日流れる殺人、自殺に児童虐待。 
この人、なんでこんな事したんやろう。 
インターネットで検索すると、僕みたいな只の傍観者がワラワラ集まって、 
加害者、被害者、その家族と目につくものを誹謗中傷。 
足を腫らして駆けずり回って、ちぎれる程に腕を伸ばしても、 
たのしみにしていた今日に届かなかった彼らにあまりに酷い仕打ちじゃないか。 
 
一つの出来事を、もっと深く知りたい。僕らと彼らがどれだけ同じで、何がよくなかったのか。 
1年ぶりに会う「Bir死出ィ」に、もっとたくさんの後悔を教えて貰いたい。 
 

2014年10月に上演した第悟回公演「Bir死出イ」の再演です。

舞台美術に大きな回転舞台を取り入れ、主人公好子が死な

せてしまった二人の子供を新たに登場させ帰ってきました。

憲法9条が注目された時期、改めて憲法3条「人権のカタログ」

について見つめたいという思いから、初演から1年で再演に挑みました。

 

Bir死出イ初演の舞台写真はこちら